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基幹技能者への期待

日本建築仕上学会・学会誌「FINEX」(2008/11/12)

巻頭言:優良な技術者が報われる社会へ

私ども日本外壁仕上業協同組合連合会は、初代会長の山室賢太郎氏ら諸先輩方の尽力により、1967年に日本建設吹付協会としてスタートいたしました。「新しい業界を創る」という過程において幾多の困難があったことは、山室氏の著書である『化かし化かされ35年』を読むと大変よく理解できます。山室氏は、初代会長として数々の課題に取り組まれました。「機関紙の発刊」「吹付専門書の編集・発行」「自主的技能検定制度の導入」などなど、氏の業績は多岐に渡ります。このような先輩方の尽力があったからこそ、ガン屋(外壁仕上業)という分野が独立性ある一業種として認められるようになり、多様な施工方法の研究・開発も大いに進めることができたのです。

さて、そのような先輩方の志を引き継ぎ、「我々連合会は何を成していくべきか」、私もよく考えます。「課題は多い」と認識しておりますが、今回のご挨拶では、私が最も「解決されるべき」と願ってやまない課題についてご紹介いたします。その課題とは、「優良な事業者・技術者(職人)が報われる業界にする」というものです。

まず、技術者の地位は高いとは言えません。リフォーム業者の9割が従業員数9人以下の零細事業者であり、そのような環境下では、技術者に対し万全な福利厚生が保障されておらず、十分な教育訓練もなされていないのが、現状であろうと思います。このような状況下では、「優れた技術者たろう」とするモチベーションを技術者が持つことは難しいのではないかと思います。

また、公的な資格が徹底していない現状においては、消費者(素人)に「腕の良い技術者」と「腕の悪い技術者」の違いが中々理解されないという問題もあります。現状では、消費者が素人なのを良いことに、悪質な業者が「安さ」を前面に出して粗悪なサービスを提供するおそれがあります。そして、そのような業者が引き起こす価格競争によって、優良業者までもが「仕事の質」から「仕事の速さ」へと軸足を移していってしまうおそれがあります。このままだと、よい技術者を育てようというインセンティブが多くの事業者から奪われ、よい技術者たろうというモチベーションが多くの技術者から奪われることとなってしまいかねないのです。

私はこれらの諸問題を解決するために、今年になって新設された「基幹技能者制度」に期待しております。これは、しかるべき技能を持ち、マネジメント能力も備えた人材を認める制度です。私は、「この資格を持っている者の名前・事業者名を消費者がパソコンから検索できるようにすること」「この資格が、より社会に認知されるように徹底していくこと」で、技術者・事業者に技能を高めていくインセンティブを持たせることができ、消費者の安心感を高めることができるのではないかと考えております。そのようになれば、悪質なリフォーム業者は自然に淘汰され、「仕事の安さ・速さ」ばかりを競い合うようなことはなくなるはずです。消費者は、「技術者の腕」を重視するようになり、「腕の良い技術者」を育てている事業者が報われるようになるはずです。また、努力をして技能を高めた技術者の生活は、現状よりももっと安定することになるでしょう。

サブプライム問題による不況で、来年も厳しい状況が続くでしょう。しかし、我々は「優良な事業者が報われる社会」への転換点に立っているわけです。この厳しい社会情勢さえ乗り越えられれば、そこには光が見えてくるはずです。基幹技能者制度を最大限に活かし、日本建築仕上学会の発展に益々力を尽くしていける体質の連合会となれるよう、私も鋭意努力していく所存であります。

国立情報学研究所・論文情報ナビゲータCiNii
優良な技術者が報われる社会へ

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